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臼井城

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★★★城のデータ★★★ [所在地] 千葉県佐倉市臼井田 [築城年] 鎌倉時代 [築城者] 臼井氏 [遺 構] 曲輪、土塁、空堀、土橋など [別 称] - [形 状] 山城 千葉氏の一族の臼井常康が臼井に居を構え、14世紀中頃興胤の代に城の基礎がつくられたと伝えられます。戦国時代には原氏の居城でしたが、1590年の小田原落城により、千葉氏とともに滅びました。その後酒井家次の居城となりますが、1604年に廃城となりました。臼井城は1479年の戦いで太田道灌の甥の太田図書が討ち死にしたことや、1566年の上杉謙信の攻撃を撃退したことでも有名です。 城跡は現在一郭(本丸)と二郭(二の丸)が公園として整備されており、両曲輪間の空堀・土橋などを確認することができます。二郭の西側には討ち死にした太田図書の石碑が立っています。 臼井城跡石碑 二郭跡 一郭と二郭間の空堀・土橋 一郭跡 太田図書の墓

杉山城

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★★★城のデータ★★★ [所在地] 埼玉県比企郡嵐山町杉山 [築城年] 不明 [築城者] 不明 [遺 構] 井戸跡、堀、土塁など [別 称] 初雁城 [形 状] 山城 杉山城の築城年代は不明ですが、近年の調査によって長享の乱の後、山内上杉氏が扇谷上杉氏に対抗するために築かれた城であった可能性が高いと考えられています。城は比企丘陵の標高約98mの尾根の頂部に本郭が築かれ、北側に北二の郭、北三の郭と続き搦手口に続きます。東側の尾根上にも曲輪が設けられ、東二の郭、東三の郭と連続します。大手口は南側にあり、井戸郭、南二の郭、南三の郭、外郭、馬出郭、出郭を連続的に配して敵の侵入を防ぎます。 山城としての規模の大きさもさることながら、傾斜の急な切岸、大規模な横堀と屏風のように連続する折れ、枡形虎口や馬出などを複合的に持つ様々な虎口の形態など、高度な築城技術が見られ、「戦国期城郭の最高傑作の1つ」と言われるに相応しい山城です。城跡もよく整備されており、戦国期の山城を堪能することができます。 出郭 大手口 外郭と馬出郭間の空堀 南三の郭と馬出郭・外郭間の空堀 本郭と南二の郭間の空堀 南二の郭食い違い虎口 井戸跡 帯曲輪の竪堀 本郭西側の切岸と空堀 本郭にたつ杉山城址 本郭跡 本郭東側の切岸 本郭北側の切岸と堀切 城山を遠望(手前は市野川)