勝沼氏館

★★★城のデータ★★★

[所在地] 山梨県甲州市勝沼町勝沼
[築城年] 15世紀ごろ
[築城者] 勝沼氏
[遺 構] 土塁、堀など
[別 称] なし
[形 状] 城館

城館は15世紀には存在していたと思われますが、16世紀前半に武田信虎の弟信友を祖とする勝沼氏が本拠地とし、相模の北条氏への抑えとしていました。勝沼氏は1560年に敵方に内通したことにより武田信玄によって滅ぼされたとされましたが、現在では今井氏がその後館主として治めたと考えられています。
館は内郭と外郭から構成され、内郭は二重の堀と土塁によって囲まれています。発掘調査により礎石のある建物跡が確認された他、金の精錬を行う工房の遺構なども検出された珍しい事例です。内郭および外郭のうち東郭の建物跡が平面表示されており、戦国時代の有力武将の館がわかる貴重な遺跡となっています。


内郭の土塁と空堀

内郭の土塁と空堀

内郭の北門跡

内郭の常の御座所跡

内郭の工房跡

内郭の東門木橋橋台の石垣

内郭の東門

東郭の水路と工房跡

東郭の土塁

東郭の家臣屋敷跡

東郭の家臣屋敷跡(内部)

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