長篠城

[所在地] 愛知県新城市長篠市場
[築城年] 1508年
[築城者] 菅沼正成
[遺 構] 土塁、石垣、堀など
[別 称] 末広城、扇城
[形 状] 平城

1508年に菅沼元成により築かれ、長篠菅沼氏が居城として利用しました。菅沼氏は美濃土岐氏の一族で東三河を拠点とし、「山家三方衆」の一つでした。今川、徳川、武田氏の支配を受けますが、武田信玄の死後、徳川の城して改修され、1575年に徳川方の奥平信昌が武田勝頼の猛攻を耐えきり、長篠・設楽原の戦いが行われたことで有名です。
城は豊川と宇連川の合流点の断崖地形に位置し、尾根続きを巨大な空堀で遮断した平城です。長篠城の周辺には徳川方の酒井忠次らが奇襲した鳶ヶ巣山砦、武田勝頼が本陣を置いた医王寺山砦、磔にかけられながら援軍到来を城方に伝えた鳥居強右衛門の碑、織田・徳川連合軍と武田軍が激戦を繰り広げた設楽原古戦場などの史跡が点在しています。


本丸東側の空堀と土塁

本丸北側の空堀と土橋

本丸東側の空堀と土塁

史跡長篠城

本丸跡

本丸から見た鳶ヶ巣山砦

本丸の土塁

野牛曲輪

弾正曲輪の土塁跡

鳥居強右衛門磔死之

対岸から見た長篠城

設楽原古戦場に復元された馬防柵

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